碓氷峠を越える普通列車のほとんどには、長野支社の115系1000番台が使われている。私の思い出と言えば、5年以上前、長野支社の115系がまだ冷房準備車(冷房装置取付前段階の車両・・・その時点では非冷房)だった頃、「碓氷峠は暑かった」というものが大きい。聞こえてくる足音は非常に遅く、いつになったら横川に着くんだろう、と思っていたものである。また、10年以上前の記憶では、勢いよく(?)連結してくるロクサンの衝撃が恐かった、なんてのもある。そんな思いをして越えた峠、今見たらどんなものなんだろう、そんなことを考えながら私は横川に向かった。
画像をクリックしますと、大きな画像が出てきます。
名物「峠の釜めし」を売り出した店・おぎのや、おぎのやそのものは生き残るが、横川駅での販売規模は大幅に縮小されると言う。おぎのやの立ち食いそば屋の上には、長野行(北陸)新幹線に乗った釜めしのキャラクターが・・・
横川駅のお茶は、このようにプロパンガスを載せた台車から直接熱湯を入れて売っている。このお茶だけで年間4000万円を売り上げると言うからすごいものである。碓氷峠に列車の走らなくなる悲しみは、おぎのやの老販売員にもやはりあるようだ。そしてこの光景も見納めとなってしまうのである・・・
115系1000番台(長野支社の所属)が下り普通列車として横川駅に入線してきた。ロクサン連結のシーンが始まる。今までは当たり前の光景だったのに、全国唯一の光景はもう見られないのである。横軽線の廃止許可が取り消されでもしない限り・・・
![]() |
連結のシーン(コマ送り) は連続読み込みですので、「戻る」ボタンを押さずにそのままにしておいて下さい。(飽きたら他の写真へどうぞ) |
![]() | |
![]() |
連結を終えた列車はいよいよ峠に挑んでいく、峠のシェルパ達に押されながら・・・
釜めしを売るための保管庫、販売員がしばしの休息をとっていることもあるこの場所、10月1日からは規模縮小により、この保管庫も使われなくなるそうだ。
釜めしを買う人と写真を撮る人が交錯し続けて、横川駅はまるで通勤ラッシュのようだった。
EF63型直流電気機関車には、さまざまな絵柄のヘッドマークが取り付けられた。この日13号に取り付けられていたヘッドマークは、峠にあるアプト式旧線アーチ橋をモチーフしたものだった。